天社土御門神道本庁と暦会館

 福井県は名田庄(なたしょう)にある天社土御門神道本庁を訪ねてきました。福井県といっても昔の若狭の国、京都から見ると北になります。快適な国道162号線を車で進むと2時間30分ほどで到着します。

 京都方面から来ると、福井県に入ってまもなく「道の駅名田庄」がありましたので休憩します。そば屋さんもあります。私はざるそばを食べるのが趣味ですので食べてみましたが、お値段の割になかなかよいものでした。

 外に出てみると、なんだかお寺さんみたいな建物があります。何だろうと思って近づいてみると、「おおい町 暦会館」という博物館でした。入館料は200円。
 暦に関する資料や土御門家に関する資料が展示されています。あまり大きくないのですが、これがなかなか勉強になります。詳しくない人はもちろん、陰陽道や陰陽師にとても詳しいと自負する人でも得られるものがあるでしょう。天社土御門神道本庁へと訪ねる前に、まずこの暦会館で勉強することを強くお薦めします。
 なお、天社土御門神道本庁の藤田庁長は長らくこの暦会館の館長をされていたと聞きました。藤田庁長の書かれた暦に関する冊子も販売されており、一冊購入しました。

 その後、道の駅から少し東に離れた集落に向かいます。まずは加茂神社にお参りします。御祭神は賀茂別雷命ですが、泰山府君大神もお祀りされているのはさすがというところです。

 少し東へ歩くと天社土御門神道本庁の建物がありました。屋根が高い昔の雪国の家屋のような建物でしたので、気がつかず、一度通り過ぎてしまいました。今回予約したわけでもなく、特別な用事もありませんでしたので、中はお伺いせず、建物裏にあるお社に向かいます。


 階段を上がると、お社と天壇がありました。お社にお参りします。天壇は独特で陰陽道らしいですね。独特の雰囲気です。今は写真でなんでもアップされていますから、天壇もインターネットで見ることができます。ですが、帰ってからネットで見てみましたが、少し感じが違います。パワーがあるかは知りませんが、やっぱり現地に行かないとわからないところがあります。ぜひ行ってみてください。

 そこから山の方へ向かうと、土御門家の御墓があると聞いて行ってみました。柵があって行けないのかと思いましたが、獣対策の柵のようで鍵は掛かっていません。砂防ダムの麓に、戦国時代この名田庄に住まわれた土御門家三代の御墓があります。自然の大きな石というのが神道のお墓らしいところです。

 一時ほどではなくなったかもしれませんが、陰陽道、陰陽師というのはまだまだ人気があります。陰陽道の本家ということで天社土御門神道本庁にはいろんな方が来られて大変なのだろうなあと推察します。
 藤田庁長はご高齢とお聞きしましたが、今後も長らく活動していっていただきたいと思っています。