京都今宮神社例祭に参列してきました

 京都市北区紫野に鎮座する今宮神社はうちの氏神さまでありますので、神社の一年に一度の最も大きなお祭である「例祭」にはできる限り参列しています。

 今宮神社例祭は、前夕神事が10月8日、御例祭が10月9日に固定されています。そのため毎年曜日が替わりますが、今年平成29年は日曜日と祝日月曜日の三連休中に行われることになりました。観光客の方も結構いらっしゃったように思います

*前夕神事
 10月8日の午後7時から前夕神事がご奉仕されます。修祓(しゅばつ、おはらいのこと)の後、人長舞(にんじょうまい)が奉納されます。この時間はすでに真っ暗ですが、御本殿の前庭にかがり火が焚かれ、その中で行われます。

 楽人さんの中で一人だけ白い衣を着た人がいる、この人が舞うのですね!、と思われるでしょうし、正解ですが、舞われるのはかなり後の方です。笛、篳篥(ひちりき)、琴で曲が何曲もお納めされていきます。終わるまでに1時間30分ほどかかります。拝観自由ですが、何もわかっていないと面白くないかもしれませんから、人長舞について多少調べてから行くのがよいでしょう。
 このような御神楽を拝観できることはありがたいことです。

*御例祭
 翌日9日は午前10時から御例祭です。時期がよいので毎年好天に恵まれる事が多いですが、今年は暑いくらいでした。例祭は一年の最高のお祭りですから、装束も最高のもの、正服を着ます。襦袢、白衣、単、胞と何枚も着ますから今日はかなり大変だろうなと神職視点で思ってしまいます。

 お祭り前に待機する楽人さんと舞人さんたち。私はお祭り中は用もないのに写真を撮ることは控えていますので、始まるかなり前のものです。今宮神社の御例祭では東遊(あずまあそび)が奉納されます。

 神社のお祭りはほぼ形式、流れが決まっていて、今宮神社の例祭も次の順で行われます。
 修祓
 宮司一拝
 御扉開扉
 献饌
 宮司祝詞奏上
 東遊奉納
 玉串奉奠
 撤饌
 御扉閉扉
 宮司一拝
 お祭りの中で、もっとも大事なのはやはり祝詞奏上になります。神職として奉仕する側でなく、参列者の側にいて気になるのは献饌(けんせん)です。お祭りでは神さまへのお供えである神饌(しんせん)を神前に奉ります。奉る方が献饌ですが、大きな神社では中が見えず、何をやってるのかわからないことが多いのです。今宮神社も回廊を通して行われるので見えません。そして15分ほど掛かります。

 このような神饌を十何台も、神職が何人も、作法に従って伝え渡して、神前に丁重にお供えします。参列者とすると何やってるのかよく見えませんが、神職が丁寧にお供えをしていると思って頂ければとよいかと思います。お下げする方の撤饌も同様です。

 お祭りは全部で1時間30分くらいでしょうか。私はお供え(お金)を持って行きますので、日供献備者/崇敬者席に座りますが、一般の人の椅子はありません。なかなか長くはいられないかもしれませんが、できればお祭りは最初から最後まで参列したところです。ただ、だからといって一見さんの観光客は来るべきではないということもありません。ちょっとでもいいからお参りしてご神縁を結ぶことは非常に大切です。いろんなお祭りに参列して頂いて、そしてできればお供えして頂きたいと思います。