明治時代の旧家の神棚を見る

松阪駅より、松坂城跡にある本居宣長記念館に行こうと歩いていたら、偶然、途中「原田二郎旧宅」の前を通りかかりました。私も存じ上げませんでしたが原田二郎氏は松坂の生まれで、明治時代にバンカーとして活躍し、のちに慈善事業を行った人のようです。その原田二郎氏の旧宅が松阪市の指定有形文化財とされて無料で公開されています。通りがかりですが入ってみました。

明治時代の建物で、中に入ることもできましたが、私が一番注目したのは神棚でした。

土間から入った六畳の部屋に、大体東向け(建物が東西の軸から多少ずれているため)に立派な棚が設けられています。右の柱には何かお札が貼ってあった跡があるのも興味深いところです。

なお、係の方とお話ししていたところ、裏庭には祠があった跡がある、とのことで案内していただきました。

跡だけなので、どういうものだったのかまではわかりませんでした。神さまだったのでしょうか、祖霊社だったのでしょうか。

原田二郎旧宅は非常に興味深く拝見しました。

明治時代の旧家の神棚といえば、先日、宮崎県の飫肥で見たものを思い出しました。「旧山本猪平家」という明治の商家でした。

山本猪平氏は豪商だったそうですが、これも立派な神棚が設けられていました。

公開されてる旧家を見ても、ふーんと終わるだけの人も多いかもしれませんが、神棚とかに注目してみると、いろいろと面白い発見があります。